タックスニュース
220127


医療費明細の早期準備について



 確定申告の時期になりました。
医療費控除を受けられる方は、平成21年分の医療費の領収書やレシートなどを集め、支払った医療費を早期に準備確認しましょう。

 家族全員の医療費が1年間で原則100,000円(または合計所得金額の5%)を超える場合には、確定申告による医療費控除の適用を受けることで税金が軽くなります。

持病で毎月通院している人などは、くすり代も含めて100,000円を超えることはよくあります。

 通院で使った電車・バス・タクシーなどの交通費も認められますので、各人別、治療目的別に紙に書き出しておくと良いでしょう。

 振り分けが終わったら、まとめた順に合計額を出し、家族全員の医療費の総額を計算します(あくまでも、1年間に支払った医療費の総額を計算します。)。

 そのほか、入院などで高額な医療費を支払った場合には、月間別の金額も調べてください。

健康保険の対象になる医療費(食事負担分は除く。)には高額療養費という制度があり、同じ人物が、同じ月間内に、同じ医療機関・診療科で自己負担限度額を超えた医療費を支払うと、超えた分は払い戻されます。

所得区分で一般の人ですと80,000円台から対象になり、21,000円を超える支払いが複数あれば世帯で合算することも可能になります。

 自ら申請が必要なケースも多々ありますので、該当すると思われる方は加入中の健康保険に早期に確認をしてください。

 申告書には支払った医療費の領収書やレシートなどを添付することが必要となります(電子申告をされる方は添付が不要になります。)ので、早めに準備をして、医療費の総額を把握しておきましょう。


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川島会計事務所
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