【会計Info】経理・税務会計情報サイト  

タックスニュース          2019年の記事一覧へ
Monday, October 21, 2019


《コラム》金融検査マニュアルの廃止



 金融検査マニュアルとは、銀行など金融機関の経営を監督するための指針です。

バブル崩壊後の不良債権処理に効果を発揮しました。

債権先を「正常先」「要注意先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」に分類し、分類に応じた引当金を求めるものでした。

再生局面の中小企業は事業再生計画の策定において、自社がどの債務者区分に分類されているかを把握する必要があることから、馴染みになった会社もあるかと思います。


廃止は事業性評価融資の促進

 金融庁が2019年12月を目標に従来の検査マニュアルの廃止を明らかにしました。

今は廃止後の検査・監督について意見を求めている最中ですが、中小企業に対してどう影響を与えるのでしょうか。

貸し倒れ費用を柔軟に計上するよう促すことも求められています。

また、2014年の日本再興戦略改訂に、具体策の一つとして「地域金融機関等による事業性を評価する融資の促進等」が盛り込まれています。

つまり、国としては、事業性を評価した融資が行われるように促進する方針がすでに出ています。


評価に活用される指標

 中小企業の事業を評価する際に活用されるツールとしてローカルベンチマーク(通称:ロカベン)があります。

これは企業の経営診断を行うことを目的に、企業の経営者や金融機関、支援機関等が企業の状態を把握し、双方が同じ目線で対話を行うための道具で、事業性評価の入口になると期待されるものです。

 具体的には、財務情報として
@売上高増加率、A営業利益率、B労働生産性、CEBITDA有利子負債倍率、D営業運転資本回転期間、E自己資本比率の数値に着目します。

非財務情報としては
@経営者、A関係者、B事業、C内部管理体制について着目することによって企業の経営状態の変化に早めに気づき、早期の対話や支援につなげていくものです。


金融機関の対応変化に注意

 マイナス金利政策が続く中、統廃合等金融機関を取り巻く環境が大きく変化しています。

金融検査マニュアルの廃止をきっかけにして、お付き合いのある金融機関の対応が大きく変化するかもしれません。


記事提供:ゆりかご倶楽部





参考URL


国税庁HP新着情報(国税庁トップページ)




■財務省

財務省 各年度別の税制改正の内容

総務省  税制改正(地方税)

ご意見箱 財務省

法令解釈通達 |国税庁

消費税の軽減税率制度について|国税庁
2019年の記事一覧へ




川島会計事務所
人間中心のTAXを見つめています

2019年の記事一覧へ