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税務会計ニュース

170223


急増するスキミング被害。生年月日=暗証番号が6割



 このほど金融庁が、急増する偽造キャッシュカード被害について調査、その結果を公表しました。

それによると、明らかになっているケースでは、被害者の6割近くが生年月日に関係する暗証番号にしていたことが分かりました。

 同調査は、金融庁が全国銀行協会、全国地方銀行協会、第二地方銀行協会などの会員に対して実施した偽造キャッシュカード被害に関するアンケートにおいて、平成16年9月以前に発生した全被害231件について、任意報告を求めた結果、被害口座を有する33金融機関から208件の回答を得たものです。

 同調査結果によると、報告のあった203件の被害総額は8億3百万円。
特に平成16年は上半期だけで、件数ベースで前年度の1.4 倍、金額ベースで1.6倍に急増しています。

地域別では、口座所在地が関東であるケースが圧倒的に多く、全体の引出し回数の90%を占めました。

さらに、預金を引き出されるパターンでは、(最初の引き出しがあった日から)1日が74%、3日以内が95%に上り、まさに「あっ」という間に預金が引き出されるケースが大半です。

 また、被害にあったケースを調べると、被害に気づくまでの日数は3日以内が全体の25%、4〜7 日が27%、8〜14日が17%、15〜29日が18%、30日以上のものが13%でした。

被害の発生要因、原因では、スキミング等の被害にあったと思われる場所については不明(71%)が大半。

心当たりがある場所としては、ゴルフ場が68%ともっとも多く、次いでサウナ、マッサージなど、鍵付きロッカーがある場所が挙げられています。

 なお、暗証番号については、生年月日等が全体の41%、不明なケースを除けば57%に上っています。暗証番号の設定、管理には十分に気を付ける必要があるでしょう。







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