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税務会計ニュース

170412


生前贈与はファミリーにとっての重要なライフプランの一つ



 生前贈与やいわゆる相続対策を含めたファイナンシャルプランニングは、財産を所有されている方の相続税や財産を移転させる時の贈与税・譲渡税をいかにして少なくし、ご家族により多くの財産を残し、また安心安定した生活が営めるようにキャッシュフローをいかに豊にするかをプランしていくものである。

 その中で、キャッシュフローを充実させていくことは、ファイナンシャルプランニングの中で重要なテーマとなる。

預金、不動産、生命保険、損害保険など多くの財産、税金や借入金などの債務をいかにバランスさせて過大な負担とならないように、どの財産をどのように所有し、活かし、どなたが所有するのがベストなのか。その手法として、生前贈与を活用するのも一つである。

 さらには、ファイナンシャルプランニングといっても税金やキャッシュフローが全てではなく、財産を所有される方のポリシーや想いなど、ライフプランの構築や選択も必要となってくる。

また、全てが想い通りに上手くいけば良いが、そうでない場合にはどの要素を優先させるかによってプランの選択が異なってくる。

 つまり、複数のプランや財産の組合せを見比べた上で、ご自身あるいはご家族の想いに合致しているか、将来の変化に対応できる柔軟なプランになっているかなど、プランを構築していく中で、ご自身の考え方を整理していきながら、ライフプランをファミリーと一緒になって考えていき、税制面で少しは使いやすくなった生前贈与の活用を考えてみるのもよいのではないだろうか。







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