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タックスニュース
2016.12.26


【時事解説】次世代電子部品、有機ELの可能性



 最近、有機ELが次世代電子部品として注目を集めています。

有機ELは発光体といって、照明やスマートフォンのパネル、テレビ画面などの光る部分に用いられる部品です。

現在、スマートフォンのパネルやテレビ画面では液晶が主流ですが、今後、有機ELが取って代わる可能性があるとみられています。

その理由はどこにあるのでしょうか。

 有機ELと従来の部品との違いは「自ら光る」ところにあります。

従来品である液晶は、自ら光を放つことができません。

そのため、製品で使うときにはバックライト(光源)を一緒に組み込まなければなりません。

その点、有機ELは自ら光る機能があるため、バックライトが不要になります。

結果、液晶を用いるよりも軽量化や薄型化の実現、加え電力の消費を小さく抑えることができます。

 ただ、数年前、テレビの分野で、有機ELは次世代テレビとして期待されたことがありました。

ところが、製造コストなどの面で、液晶テレビに勝つことができず下火となった経緯があります。

それが、再び注目を集めたのは、i-Phoneで知られる、アップルが2017年に発表する新製品で、パネル部分に有機ELを採用することにあります。

i-Phoneでの採用が決まれば生産量が増え、コストを下げることができ、有機ELの課題である低コストをクリアできるのです。

価格が下がれば、スマートフォン以外にも、自動車やテレビ、照明といった分野まで幅広く採用され、さらにコストが下がるといった好循環が生まれます。

有機ELの可能性を見越して、シャープやニコン、キヤノンの子会社など、有機ELに関連する企業が生産体制を強化する動きが出てきています。

 スマートフォンのパネルなどの分野では、現在の液晶から有機ELに主流が変わる動きが出ています。

期待が高まるきっかけには、2017年の新型i-Phoneのパネルに、有機ELが採用される見通しとなったことが挙げられます。

 なぜ、アップルは液晶ではなく、有機ELを用いようと考えたのでしょうか。

軽量化や薄型化のほかに、有機ELにはもう一つ、「折り曲げ可能」という特徴があります。

 現在の主流である液晶画面は、画面そのものを折りたたむことはできません。

ところが、有機ELならば画面そのものを二つ折りにできるのです。

普段は折りたたみ、小さく持ち運べる一方、広げると、スマートフォンでありながらタブレットのような大画面で地図やメール、ウェブサイトの閲覧ができるようになります。

しかも、バックライトがないため軽いうえ、従来よりも薄くできるので、折りたたんでも、厚みが気になりません。

折りたたむ以外にも、自由に形状を変えられるので、光る球状や曲面をつくることも可能になります。

この特徴を活かせば、スマートフォン以外でも、ボディーが光る自動車や、ユニークな形状の照明機器、光る椅子、そして建物の壁一面が広告パネルなど、自動車やインテリア、建築、広告など、幅広い分野での応用が期待できます。

 ただ、現状では、有機ELと液晶を比較すると、画素の密度を表す解像度や製品寿命、調達価格は液晶が依然優位ではあります。

しかし、有機ELを用いることで、従来にはない、消費者の購買意欲をそそるような商品を生み出すことができるなら、今後の成長に大いに期待できるといえます。


(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)


記事提供:ゆりかご倶楽部







国税庁HP新着情報
12月26日朝時点での新着情報は、以下の通りです。

国税庁ホームページ掲載日:平成28年12月22日

●酒類製造業の概況(平成27年度調査分)を公開しました(平成28年12月)
●平成29年度 予算の概要について(機構・定員関係)(PDF/105KB)
●平成29年度 予算の概要について(経費関係)(PDF/105KB)
●ドバイ・アブダビへの酒類輸出規制緩和について
●「消費税の軽減税率制度に関する申告書等の様式の制定について」の一部改正について(法令解釈通達)(平成28年12月13日)
●「消費税の軽減税率制度に関



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