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タックスニュース
2016.11.28


【時事解説】サハリンから北海道をつなぐ大陸横断鉄道の実現性



 現在、シベリア鉄道を日本まで延伸させる案が浮かびあがっています。

ことの発端は、北方領土交渉のなか、ロシアが日本に提案したことにあります。

シベリア鉄道はモスクワと極東のウラジオストクを結ぶ、全長約9,300キロメートル、世界最長の鉄道です。

延伸の構想は、大陸とサハリン(樺太)の間にある間宮海峡に橋またはトンネルを建設し、さらにサハリンと北海道の間も橋またはトンネルでつなごうというものです。

シベリア鉄道はヨーロッパにも伸びているので、延伸が実現すれば、日本からヨーロッパまでが陸路で結ばれることになります。

物流や観光など、沿線の活性化につながるのではないかと期待されています。

 ロシアには、石油や天然ガスなどの資源が豊富にあります。

これら天然資源をこれまでのように船ではなく、列車で運べるようになると、運搬に要する時間やコストの面で両国にメリットが生まれます。

また、両国間を簡単に行き来できるようになるため、観光客が増える可能性も多分にあります。

 なにより、日本企業にとって大きな利益となるのは事業拡大につながることです。

一例をあげると、シベリア鉄道の沿線に日本の新幹線のような高速鉄道を建設するとなると、車両から鉄道システムまで、日本の技術をパッケージで売り込むことができます。

 12月、安倍首相の地元、山口県で日露首脳会談が開かれる予定です。

ここでは、北方領土問題などが話し合われることが予想されます。

これに伴い、問題解決を図るため、日本のロシアへの経済協力の検討が加速する可能性が高まります。そのなか、シベリア鉄道延伸の実現性が増すかどうかが注目されます。

 現在、シベリア鉄道についてサハリンから北海道まで延伸する構想が持ち上がっています。

日本に対して、ロシアが経済協力の一つとして提案したものです。

実現すれば、運送や観光、日本の鉄道技術の輸出など、さまざまな分野に多大なメリットをもたらす可能性があります。

 ただし、問題は費用です。鉄道や橋、トンネルの建設には数兆円がかかるといわれています。

「もとがとれるのか」と懸念する声もあります。

また、そもそも事業を拡大する先としてロシアはふさわしくない、という疑問の声もあります。

 ただ、ロシアは天然ガスの産出では世界第2位を誇り(2015年)、天然資源での収入が自国経済を下支えしています。

有識者の中には、将来的には、中国に次ぐ経済大国になりうると言う人もいます。

 とくに、シベリアは極寒の地として未開拓地が多く残っています。

近年は、地球温暖化のため、以前と比べて過ごしやすくなり、開拓が進む可能性が増しました。

こうした状況下、プーチン大統領はロシアが世界で最も強力な食糧供給国になると宣言し、農業に力を入れる政策を打ち出しています。

世界一の国土を生かした大規模農業が国家の柱となる事業に成長すれば、経済大国への道も十分可能です。

既に、日本企業のなかにはロシアの農家と提携して、そばの栽培に取り組んでいる商社もあります。

このなか、シベリア鉄道の高速化を含む、鉄道のインフラが整備されれば、さらに物資の輸送が便利になり、事業を展開する場としての魅力が増します。こうしたことからも、シベリア鉄道の延伸は、事業のチャンスの有無を見極める上での一つのポイントだといえます。


(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)


記事提供:ゆりかご倶楽部







国税庁HP新着情報
11月28日朝時点での新着情報は、以下の通りです。

国税庁ホームページ掲載日:平成28年11月25日

●「総合職(事務系)採用」における「セミナー・説明会」の更新
●「総合職(事務系)採用」における「官庁訪問」の更新
●酒類卸売業者の概況(平成27年度調査分)
●NPO法人が児童福祉法に基づく小規模保育事業の認可を受けて行う保育サービス事業に係る税務上の取扱いについて(文書回答事例)(平成28年11月7日)



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