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タックスニュース
2015.07.17b


都市部の路線価は上昇傾向



 国税庁が7月1日に公表した平成27年分の路線価では、全国平均は前年分を0.4%下回って7年連続の下落となりました。

しかし、下落幅は縮小していて、都市部では上昇傾向にあることが明らかになっています。

路線価は相続税や贈与税の税額算定基準となるもので、相続増税とあわせて都市部の土地所有者の税負担は増えそうです。

 都道府県庁所在都市で最高路線価が前年分から上昇したのは21、横ばいは14、下落は12。前年分は前々年と比べてそれぞれ18、8、21だったことから、改善傾向にあることが分かります。

 路線価が最も高いのは30年連続で「東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り」(鳩居堂前)です。

1uあたり2696万円で、はがき1枚あたりの面積でも39万9千円という高額です。

前年比は14.2%増で、都道府県庁所在都市の最高路線価として最も高い上昇割合となりました。

ほかの道府県庁所在都市の最高路線価は「大阪市北区角田町 御堂筋」の1uあたり832万円、「名古屋市中村区名駅1丁目 名駅通り」の736万円、「横浜市西区南幸1丁目 横浜駅西口バスターミナル前通り」の713万円、「福岡市中央区天神2丁目 渡辺通り」の500万円などでした。

 なお、路線価では「鳩居堂前」が最高額でしたが、公示地価では同じ銀座でも「山野楽器銀座本店」、基準地価では「明治屋銀座ビル」が最も高い地点とされています。


<情報提供:エヌピー通信社>


記事提供:ゆりかご倶楽部







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