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タックスニュース
2013.11.08


【時事解説】ネーミングとパッケージは、製品化の仕上げ作業



 売り場やテレビなどで、どうも気になると思わせるようなパッケージデザインに出会ったことはありませんか。

そのような印象に残る、購買意欲がそそられるようなネーミングやパッケージデザインには、共通点があります。

商品の開発は、機能性や利便性を追求することがすべてではありません。
ネーミングやパッケージで印象付けられたイメージも重要な要素です。

 ネーミングやパッケージデザインを考えるときには、普通最初に商品の分析から始めます。

@商品の特徴は何か、
Aターゲットはどこか、を絞ることがマーケティング上重要です。

対象とする年齢によって、好みの色やデザインが違います。
シニア層、キャリアウーマン、主婦層、若年層などによって、中心となる価格帯も違います。

そして、パッケージにも、商品の顧客層に合わせたネーミングやデザインが求められるのです。

このように開発コンセプトを明確にしないと、沢山の商品の中に埋もれてしまいます。
曖昧な表現では伝わるものも伝わってきません。
何を伝えたいのかを明確に表現することです。

 ただし、あまりに商品に思い入れがあって、シンプルさに欠けたデザインや説明的なネーミングは、逆に何を伝えたいのか分からず、消費者の心を遠ざけてしまいます。

多くの場合、消費者は一瞬で判断してしまいます。
何よりシンプルで分かり易いデザインとネーミングを心がけることが重要です。


 では、具体的な作業について考えてみましょう。

 一番に決めなければならないのはパッケージの形状です。
容器の形状が決まらなければデザインの構図が決まりません。
内容物が破損しない形状なのか、輸送に適する形状なのかなどが求められます。

 デザイン工程に入るのは上記の形状が決まってから行います。
最初に市場動向調査です。

実際に店頭に足を運び、他社商品のパッケージデザイン、ロゴ、ネーミングなどをチェックし、共通して使われている要素は何なのかを把握しましょう。

その上で、他社にはない独自性のあるパッケージデザインやネーミングのコンセプトを打ち出していきます。

 さて、そのときの具体的なデザインを詰める作業ですが、ここでは一般論を述べておきます。

まず、プロのデザイン会社に頼むにしても、社内で検討するにしても、最初から多くの関係者がかかわると、万人がなんとなく納得するものになりがちです。

過去の例から見ると、みんながいいというデザインは、だいたい失敗します。
それは自分の意見を押し通さずに周りをみてしまうからです。
上司や会社としても、最初から口を挟まずに、自由に考えさせることを心がけましょう。

 ある程度の方向性が決まったら、パッケージのデザインが他の意匠権に抵触していないか、ネーミングが著作権に抵触していないかを調べる必要があります。
これを行わないと、無免許で運転しているようなもので、他社から訴えられる危険性があります。

 ここまでいってから、次の工程はテスト販売やモニター調査などに移ります。売れる商品を世に出すことは、そう簡単ではありません。


(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)



記事提供 ゆりかご倶楽部





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