タックスニュース
220914


もし中小企業が中国進出を検討してみると?


◇はじめに
 日本の中小企業が中国へ進出しようとした場合に、どのようなことを考えればよいのでしょうか。
「中国」と一口に言っても、地域によっても種々の事情が異なるでしょう。
また、日本と同じ商売のやり方が通じるとは限りません。


◇どのような経営者が成功したか
 大企業が中国に工場をつくり、安価な労働力により、低い価額で商品(自動車・電化製品・洋服など)を製造し、販売することはよく知られています。

 一方、中小企業であっても中国へ進出し、成功した方たちは多くいます。
その経営者たちに共通することは、「素人」「草食系」といった感覚で中国へ進出していっていることです。

つまり、日本の商売での「思い込み」や「常識」にとらわれないやり方で経営を始めているのです。
また、中国の都市部と農村部の発展の度合いは大きく異なりますが、日本の20〜30年の時代の巻き戻しによる商売をするという考え方も大切なようです。


◇お国事情の違い
 漢民族の他に55もの少数民族がいる中国において、会社をよりどころにする日本人とは異なり、中国人は血縁関係をとても大切にし、大変商売熱心な民族です。

また、農民工と呼ばれる労働者たちが沿海部(北京・天津・上海など)へ出稼ぎに来ており、毎年の賃金アップに経営者も対応せざるを得ない状況のようです。

 一方、地域ごとに政策が異なり、税制も毎年大幅に改正され、さらには都市部から少し離れたところでは、税率について税務署と交渉の余地があるなど、現地の事情に詳しいビジネスパートナーを見つけることが大切です。

 さらに、従業員がノウハウを持って新たに同種のビジネスをスタートし、日本の企業が中国撤退を余儀なくされるなど、機密保持が企業存続の鍵であるとまでいえるほど、ノウハウの管理が非常に重要な問題です。

 いずれにしても経営者は、現地に出向き、現地の様子を肌で感じ、勇気と知恵を持って、高度経済成長中の中国に挑んで行く魅力はあるようです。


記事提供 ゆりかご倶楽部








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