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タックスニュース 210803b 国税滞納 新規発生額が3年ぶりに増加国税庁が「平成20年度租税滞納状況について」を公表しました。 平成20年度において発生した国税の滞納額、および滞納整理済み額などについてまとめたものです。 それによると、同年度の新規発生滞納額が3年ぶりに前年度より増加したものの、滞納額の残高自体は10年連続で減少しました。 平成20年度に新規発生した国税の滞納額は前年度比1.8%増の8988億円でした。 新規発生滞納額が増加したのは平成17年度以来3年ぶりです。 これを税目別に見ると、法人税が前年度比14.9%(239億円)増、消費税が同3.4%(134億円)増となっており、景気後退等による法人や個人事業者の資金繰り悪化の影響が出ているようです。 ただし、これについて国税庁では「新規発生滞納額は増加したものの、5年連続で1兆円を下回った(=低水準である)」と言っています。 一方、「大口・悪質事案や処理困難事案に対して厳正、的確な滞納整理を実施するなど、滞納の整理促進に努めた」(国税庁)結果、平成20年度の滞納整理済み額は9601億円となり、新規発生滞納額8988億円を613億円上回りました。 その結果、平成20年度の滞納残高(滞納整理中のものの額)は平成11年度以降10年連続で減少し、1兆5538億円となりました。 これは、滞納残高がピークだった平成10年度の2兆8149億円と比べると約6割の数字ということになります。 参考URL
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