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190122


コンピュータウイルス被害が倍増。犯罪目的が増大



 コンピュータウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」で有名なトレンドマイクロ社が、「ウイルス感染被害レポート - 2006年度(最終版) 」を発表しました。

 同レポートによると、国内におけるウイルス感染被害報告数は9万1901件。

前年の4万5208件に比べて倍増しています。特に目立つのが犯罪目的のウイルスが増えたことです。

 以前はコンピュータウイルスというと、いたずら目的というのが一般的でした。

不特定多数のユーザーに感染させ、被害報告を見て喜ぶ愉快犯が作成、配布したものが多かったのです。

 しかし、最近は状況が変わりました。金銭をだまし取ったり、情報を不正に入手したりといった明確な目的のためにコンピュータウイルスを利用する犯罪者が増えてきています。

そして、こうしたウイルスは高度に仕組まれていることが多いため、結果として被害が拡散、増大することになるのです。

 たとえば、最近流行しているワンクリックウエアはワンクリック詐欺(WEBサイトを閲覧しただけで不正な請求をされる詐欺)を不正プログラムで行うものです。

不用意に画面上に表示されたボタンを押すと利用料金が表示されるのですが、その画面は消しても消しても表れたりします。

それどころか、コンピュータから個人情報を読みとって画面上に表示し、「支払わなければ請求に行く」といった脅迫までされるものまであるそうです。

 トレンドマイクロ社の予測では、このような不正プログラムが今後さらに多くなるということです。

大事な財産、データ、情報を守るためにも、ウイルス対策ソフトの導入や定期的なウインドウズアップデートなど、ウイルスにかからないための対策を必ず実行しましょう。






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