マネジメントニュース

190823


今日中、今週中、今月中からの脱却



 仕事には納期がつきものです。しかし、納期を設定する際に「今日中、今週中、今月中」を期限とすることは非常に多いのではないでしょうか?

 いわゆるブルーカラー(現業系や技能系の職種)の場合は、納期が厳密に設定されているケースが多いようです。

このような職種では、機械の稼動スケジュールや取引上のデッドライン等の制約が明らかであることが多く、いい加減な納期設定が許されないという面があります。

また、生産現場などは時間や日単位などでの生産量が数値化しやすく、そのために目標や予算が厳しく定められ、チェックされるという面もあります。

 しかし、ホワイトカラー(主に事務に従事する職種)の仕事には、こうした制約が少なく、仕事量を数値化するのも簡単ではありません。

結果として、納期は本人の意識(やる気や使命感)と上司のさじ加減次第というケースが多くなり、このような場合に良く使われる納期設定が「今日中、今週中、今月中」なのです。

 そして、そのような納期の設定をすると残業も増えます。

納期日になると、「今日は24時までだから」という従業員がいませんか? 得てして仕事を納期から逆算して行う人は多く、またアバウトな納期はアバウトな仕事への認識にも結びつきます。

その結果、本来は必要の無い残業まで増えてしまうのです。
さらに、上のように「今日は24時までだから」という社員に本当に良い仕事ができるのでしょうか。
もし、そうでないとすれば、そこにムダやムラがまた一つ生じることになります。

 「今日中、今週中、今月中」という納期設定を「○日の○時」までに変える。
それほど難しいことではありません。

 わが国におけるホワイトカラーの生産性の低さは多く指摘されているところです。
また、このところ労働時間の短縮が官民あげて目標となっています。

従業員の増員や高性能設備の導入に頼らずともホワイトカラーの生産性(量)を上げ、時間外労働を減らす工夫として、取り入れてみてはいかがでしょうか?






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