税務会計ニュース

180829b


電子申告を利用しない理由は「電子証明書」



 このたび、国税庁が平成17年分の「国税電子申告・納税システム(e-Tax)のアンケート実施結果」をまとめ、e-Taxホームページで公開しました。

 同調査は平成18年2月から5月にかけてアンケートを実施したもの。

e-Taxの利用者(37%)、および今後利用を検討されている者(63%)を対象としています。

回答合計は1052件。ただ、調査対象者にサラリーマン42%、個人事業者22%が含まれるなど、調査の中心は申告所得税が中心のようで法人は5%しか含まれていません。

ちなみに、税理士および税理士法人が8%含まれています。

 まず、e-Tax利用者に「利用しようと思った理由」(複数回答)を聞いたアンケートでは、「税務署等に行く必要がない」が249件でトップ、次いで「パソコン等を有効利用したい」の218件、「閉庁時間でも申告等ができる」の210件の順。

なお、「税理士等に勧められた」はわずか19件でしたが、申告所得税が調査の中心ではそんなものでしょう。

 また、「利用した手続き」(複数回答)では「申告手続き」が336件で圧倒的多数。
利用したソフトウエアは国税庁配付のe-Taxソフトが54%で過半数を占めました。

ただし、利用ソフトウエアの母数には国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーの利用件数30%も含まれており、市販ソフトの利用は16%でした。これも、申告所得税ならではの結果だと思われます。

 一方、e-Taxを利用しなかった者に「利用していない理由」を聞いたアンケートでは、電子申告の開始届を出した者も出していない者も、「電子証明の取得に手間や費用がかかる」「ICカードリーダライタの入手に手間や費用がかかる」など、電子証明書がe-Tax利用における障害であるという回答が多数を占めました。

ちなみに、これは昨年の調査でも同じ傾向でした。







平成18年8月の記事一覧へ




川島会計事務所
人間中心のTAXを見つめています