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税務会計ニュース

170420


カネボウの粉飾決算から学ぶべきこと



 産業再生機構の支援を受けて経営再建中のカネボウで、旧経営陣による粉飾決算が行われていたことが明らかになりました。

連結最終利益の粉飾額は約2000億円で、事業会社の利益操作としては過去最大規模になります。

 粉飾決算は売上の水増し計上、費用の過少計上により利益額を多く見せるのが一般的ですが、損失隠しや飛ばしと呼ばれる手法もあります。

債務超過(負債〔債務〕が資産〔財産〕を上回った状態)では、銀行や取引先、また上場企業では株主の信用維持を図ることが難しくなる為、やむなく(?)行なってしまう行為です。

 粉飾決算は商法や証券取引法などで禁じられた行為ですが、「損失の先送り」に過ぎないと言われ、結局、誰の為にもならない無意味な行為です。

 また、税務面でもペナルティがあります。

 粉飾決算による過大申告分について減額の更正をうけた場合は、減額分の還付は行われず、更正をうけた日の属する事業年度開始の日から5年以内の確定申告分から控除されることになります。

つまり、本来、減額更正により直ちに還付されるものが、5年に渡って少しずつ戻ってくる形になるわけです。

こうした面においても粉飾という操作は厳に慎むべきことであることが認識できます。








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